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器を届けてきました 【状況報告】
4月1日〜3日までに信楽町内で、ツチツナギがんばれ東北チャリティー展とあわせて、窯元、作家に協力してもらい宮城県の避難所に届ける碗を集めました。約5000個の碗やカップが集まり、丸二陶料さんに貸していただいた4tトラックに積み込み、丸滋製陶の今井さんと明山窯の石野さんそして信楽座山田の三人は、4月4日夜9時に信楽を出発して名神、北陸道、磐越道、東北道と通り約12時間の道のりを経て宮城県栗原市に到着しました。
道中福島県を通っていると、原発事故がウソのように山間部はいつも通りのように見えました。土壌汚染が心配される福島で、北部では雪解けを待ち、遅い春に向けて畑を耕し、田植えの準備をしている様子が見えてきます。人災ともいえる今回の原発事故を思うとやるせない気持ちでいっぱいになりました。
東北道に入ると、高速道路はややでこぼこがあるものの、スムーズに栗原に入ることができました。

風の沢ギャラリーに到着すると、1時間程休ませていただいて、午後から炊き出しのお手伝いをさせていただくことになりマイクロバスに分乗して500人分の食材を積み込み、もちろん5000個の碗の一部も一緒に、被害の激しい沿岸部に向けて出発です。
走ること約2時間、山を下る感じで走っているとまず目の入ってきたのが河口から3キロの地点にある川です。なんとそこにはトラックや車が川に流されてきている、そして100メートル進むほどにその風景は激しくなってきます。周りが山でどんどん平地に開けていくのですが、その街全体が映画のセットのように見える程、日常とはかけ離れた風景でした。僕たちは言葉を失い、ただ生唾を飲み込むだけでした。想像以上です。











何箇所かの避難所を回り今日炊き出しを行うべき場所を探します。
なぜ情報を得てから出発しないのかと言うと、避難所の状況は日々刻々と変わっていきます。小回りがきくこのSwanky Coolという団体は行政の把握していない所を中心に周っているからなのです。
規模は1000人の所もあれば100人の所のあります。
そして炊き出しが必要ないところもあれば、温かい食事を全然取れていない所もあります。その状況をその場に行って目で見て判断し現場の人の要望に出来る限りこたえるように努めています。
ですから毎回数か所の避難所を回って最も今必要とされている所に、人数に関係なく炊き出しを行うのです。
途中2〜3人で仮設住宅をがれきを集め作っている人達に出会いました。もちろんそんな人たちにも彼らはイチゴや豆腐、肉などを人数よりも多めに渡して「頑張りましょう」と声を掛け次の場所に進んでいきます。その方たちにも碗を人数分渡してきました。使い捨て容器しか使っていない現状では陶器の器は唯一の文化の匂いのするものになるのです。とても喜んで下さいました。
炊き出しの現場に付いたのは、午後5時でうす暗くなってきた頃でした、被災地では治安も悪くなっていて、夜暗くなってからの行動は避けた方が良いらしく、夕食も済んでいたことから、200人分の食材を置いていくことにする意見もありましたが、避難者が少しでも休めるようにと、翌日の朝食昼食を準備して帰ろうということになり、400人分の豚丼と豆腐と豚肉のみそ汁を約4時間掛けて約10人がかりで作りました。信楽からの3人は段取りについていけず、おろおろしながらも、薪の釜での炊き出しとなったので、得意の火を起こすことと、大量のお湯を沸かすことに終始しました。
そして200個の碗を手渡してきました。喜んでもらえるのか不安でしたが、本当に喜んでおられたように思えます。僕たち3人は、ほっと胸をなでおろしました。

自分たちのできることを探して取った行動ですが、時にはおせっかいとなることもあります。ですから状況によっては邪魔なものになるかもしれませんが、Swanky Coolのみなさんやギャラリー風の沢の皆さんが、現場の状況を見て判断して手渡して下さるそうです。
そして陶器のお碗で避難所に少しでも光をともせたらと思っています。








風の沢の皆さん、Swanky Coolの皆さん、
皆さんの情熱と愛にあふれた気持ちを分けていただいてありがとうございました。炊き出しにも参加させていただいてありがとうございました。長い長い戦いになると思います。無理をせずご自愛ください。
関西に住む僕たちは、被災された皆さんが安心して生きていける日本の基盤を守るつもりで自分の仕事を全うしていきます。
そしてまたそちらのお手伝いもさせて下さい。
| 信楽座情報 | 19:45 | comments(1) | -
コメント
器お届け、救援活動ありがとう!みのる窯は東北行きの器は後日持って行くと言ったのに、出発当日にお届けの連絡しているから結局協力出来なくて、東北の方には大変申し訳ないことでした。そちらは器を届けるだけではなしに救援活動もしてくれてるんやね。とっても嬉しく嬉しく思います。勅旨の若い女性も福島にケアマネで行ってますよ。みのる窯も震災チャリティーコーナー作って4月1日から売っています。
東北ファイト!信楽座ファイト!!
| みのる窯・松川京子  | 2011/04/08 12:40 AM |
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